こんにちは😊
自己ベストには、遠く及ばず。

「フルマラソンを完走するには、どんな練習をすればいいんやろ?」「途中で歩かずにゴールしたいけど、自信がない…」
――そんな不安を抱える初心者ランナーは多いはずです。
実は、フルマラソンを完走するために必要なのは「根性」や「才能」ではなく、正しいステップを踏むことなんです。
この記事では、初めて挑戦する人でも安心して42.195kmを走り切るための
・練習計画
・体幹トレーニング
・食事
・ペース配分
・調整方法などをわかりやすく紹介します。
読めば、あなたも完走率をグッと上げて、自信を持ってスタートラインに立てるようになります。
フルマラソンを完走するには|まず知っておきたい3つの基本ポイント
フルマラソン完走のために必要な体力と持久力
完走に必要なのは、最大スピードではなく「長く動き続けられる体」です。
心拍が乱れにくい有酸素の土台をつくるため、会話できる強度でのジョグを積み重ねることが近道になります。
週単位で走行時間を少しずつ伸ばし、脚だけでなく心肺の“持ち”を育てる意識が大切です。
速く走る練習より先に、「余裕を保ったまま一定ペースで走れる力」を整えていきましょう。
練習よりも大切?完走を左右するメンタルの作り方
レース後半は気持ちが折れやすく、ここで完走率が分かれます。
コースを区切って「次の給水まで」「次の5kmまで」と小さな目標に置き換えると粘りやすくなります。
練習段階から「今日は60分動き続ける」「最後の10分だけ少し上げる」など、達成感を積み重ねると本番での自己効力感が高まります。
ネガティブスプリット(前半抑えて後半やや上げる)を意識すると、終盤に心の余裕が生まれます。
「根性だけでは走れない」フルマラソン完走のリアルとは
気合いだけで押し切ると、エネルギー切れや筋ダメージで失速します。
練習量、補給、フォーム、睡眠、体幹の安定性が噛み合って初めて完走が近づきます。
焦らずに計画を立て、体調や仕事とのバランスを取りながら“積み上がる練習”を続けることが、最短ルートです。
初心者でも完走できる!フルマラソン練習メニューの立て方
月間走行距離の目安と段階的なステップアップ法
初心者が完走を目指すなら、月間走行距離はまず120~150kmを目安にし、慣れてきたら180km前後まで段階的に増やします。
いきなり大幅に伸ばすと故障リスクが上がるので、前月比で10%以内の増加を基本にします。
走行「距離」だけでなく「時間」を指標にすると無理が出にくく、疲労管理もしやすくなります。
運動履歴や筋肉量など、人によって体は違います。
LSD・ビルドアップ走など効果的な練習方法
土台づくりには、ゆっくり長く走るLSDが有効です。
週末に90~120分のLSDを取り入れ、平日にビルドアップ走で「後半に少し上げる」練習を重ねると、巡航ペースの感覚が育ちます。
大会1か月前には、レースペースより少し余裕のある強度で20~30kmのロング走を1~2回入れ、補給の練習も同時に行います。
練習頻度は週何回?仕事や家庭と両立するスケジュール例
無理なく続けるなら週3~4回が目安です。
平日2回は30~60分のジョグかペース走、週末はLSDまたはロング走で長時間の耐性を作ります。
疲労が強い週は思い切って落として回復に充てると、トータルでは伸びやすくなります。
週3回練習で完走を目指すランナーの例
平日1回目はゆるジョグでフォーム確認、平日2回目はビルドアップで心肺に刺激、週末はLSDやロング走で持久力を上積みします。
これに加えて体幹トレーニングを短時間でも習慣化すると、走りの“ブレ”が減ります。
初心者がやりがちな練習ミスとその改善法
毎回同じペースで走り続ける単調練習、距離だけを追うオーバーワーク、補給や水分を軽視する準備不足が典型です。
日によって目的を変え、疲労のサインが出たら勇気を持って休む。
練習ログに主観的疲労度と睡眠を記録すると、配分が整い失速が減ります。
フルマラソン完走を支える体幹トレーニングと筋トレの重要性
長時間走ってもフォームが崩れない体幹の鍛え方
体幹が弱いと骨盤が落ち、着地衝撃が増えて脚が早く売り切れます。
プランクやデッドバグ、ヒップリフトのような“反り・丸まり・捻り”をコントロールする種目を、ラン後に10分程度でも継続すると、上半身と下半身の連動がスムーズになります。
呼吸を止めず、足音が静かになる感覚を目安にしましょう。
初心者でもできる筋トレメニュー5選
下半身と体幹の基礎を固めるなら、スクワット、ランジ、カーフレイズ、プランク、ヒップリフトが扱いやすいです。
可動域を意識し、左右差を小さくすることが長距離の安定につながります。
スクワット・プランク・ランジなど基本種目のやり方
スクワットは踵重心で膝が内に入らないようにし、プランクは肋骨を締めて腰を反らさない。
ランジは前脚の膝がつま先より大きく出ない範囲で、骨盤を正面に保ちます。
反復数より“質”を優先し、姿勢が崩れる手前で止めるのがコツです。
筋トレのタイミングと休息の取り方
走り込み期はラン後に短時間で実施し、疲労が強い日は可動域と体幹中心に切り替えます。
ロング走翌日は思い切って休むか、ゆるいジョグとストレッチで血流を促し、超回復を狙います。
食事と水分補給で完走率を上げる!ランナーの栄養管理術
練習期・レース前・当日・レース後の食事のポイント
練習期は炭水化物でエネルギーを確保しつつ、タンパク質で回復を促します。
レース前は消化の良い主食中心にして、脂っこいものや食物繊維の取りすぎは避けます。
当日はスタート3~4時間前に軽めの食事を済ませ、直前はジェルやバナナで不足分を補います。
レース後は糖質とタンパク質を速やかに入れて回復を早めます。
エネルギー切れを防ぐためのカーボローディングとは
数日前から主食の比率を増やし、筋肉内グリコーゲンを満たす方法です。
体が重く感じるほど詰め込みすぎるのは逆効果なので、普段の1~1.3倍程度を目安にして、消化の良い食品を中心に組み立てます。
走りながらの水分・塩分補給のコツ
給水所ごとに少量ずつ口に含み、気温や発汗量に合わせて電解質も補います。
ジェルは30~45分ごとに分割して摂ると胃腸への負担が減り、終盤のガス欠を防ぎやすくなります。
初めての補給は必ず練習で試し、本番で“新しいこと”をしないのが鉄則です。
レース1週間前から当日までの調整法と準備チェックリスト
テーパリング(調整期間)の過ごし方
直前週は走行量を3~5割ほど落として疲労を抜きます。
キレを保つために短い流しを入れつつ、睡眠の質を上げることを最優先にします。
練習を“足す”より“引く”勇気が完走率を高めます。
当日の朝食・スタート前のルーティン
起床後は消化の良い炭水化物と水分を取り、トイレのタイミングを想定して行動します。
スタート40~60分前に軽い補給を済ませ、整列中は身体を冷やさない工夫をします。
緊張をほぐすため、深呼吸で心拍と気持ちを整えると序盤が安定します。
フルマラソン当日に準備しておく持ち物リスト
ゼッケンや計測チップ、シューズ、ウェア、補給、塩分タブレット、ワセリン、携帯用のビニール袋、使い捨ての防寒具などを前日までにまとめます。
天候に応じて帽子や手袋、日焼け止めも用意し、スタート会場からの動線をイメージしてパッキングすると当日の余裕が生まれます。
シューズ・ウェア・補給食・スマホの持ち方まで完全ガイド
シューズはレース2~3回のペース走で慣らしたモデルを使い、ウェアは摩擦の少ない素材を選びます。
補給は取りやすい位置に分散させ、スマホは揺れが少ないウエストポーチかショーツのポケットで固定します。
小さなストレスを潰すことが、後半の余力につながります。
怪我を防ぐためのケアとリカバリーのコツ
ランニング中に起こりやすい怪我の種類
初心者に多いのは膝周りの痛み、ふくらはぎやモモウラの張り、アキレス腱の張り、足底の違和感です。
原因はフォームの崩れ、オーバーワーク、シューズの摩耗などが主で、早めの対処で長期化を防げます。
ストレッチ・マッサージで疲労を残さない方法
走った日は股関節周りとふくらはぎを中心に、反動を使わない静的ストレッチで可動域を確保します。
フォームローラーで筋膜をやさしくほぐし、入浴で体温を上げてから就寝すると回復が進みます。
翌日の重だるさが強いときは、30分のゆるジョグやウォークで血流を促すと楽になります。
レース後のリカバリーと次の挑戦への準備
ゴール後30分以内に糖質とタンパク質を補給し、夜はいつもより長めに眠ります。
数日はウォーク中心で、痛みが引いてからジョグを再開します。
レースの良かった点と改善点をメモに残すと、次回の完走率がさらに上がります。
まとめ|初心者でも「完走できる自分」に変わる10のステップ
計画的に練習すれば誰でも完走できる!
フルマラソン完走するには、土台づくり、適切な強度、補給とケアの三本柱をそろえるだけで十分です。
派手さはなくても、積み上げた日々が42.195kmの自信に変わります。
無理せず継続して、自信をもってスタートラインへ